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ニセコ町が移住先として人気の理由と、移住先を見つける方法
北海道、道央エリアに位置するニセコ町は雄大な自然やスキーなどのアクティビティを楽しむことができ、北海道の中でも外国人観光客に特に人気のエリアです。 外国人のみならず、自然の中で暮らしたい方やウィンタースポーツを楽しみたい方から移住先として人気が高まっています。 本記事では、ニセコ町に移住する際に押さえるべきポイント、仕事や教育、移住にかかる補助制度などを徹底解説します。 移住先を探している方、中でも北海道や自然豊かな地で暮らしたい方には必見の内容となっていますので、最後までぜひお読みください。 ニセコ町の基本情報から、移住に関する支援機関を紹介します。 ーーー ■ニセコ町とは?ニセコ町の概要 ーーー 北海道虻田郡ニセコ町は、北海道南西部、後志管内のほぼ中央に位置する美しい自然に恵まれた町です。札幌から約90km程度、車で1時間45分ほどの距離にあります。 世界的に有名なパウダースノーを誇るスキーリゾートのある街として知られていますが、その魅力は冬だけではありません。 四季折々の美しい風景と豊かな自然に加えて、国際色豊かな文化が融合した魅力的な町です。 広大な森林、清流、豊かな生態系を有しています。夏には、トレッキングやキャンプ、カヌーなどのアウトドアを楽しめます。近年では、夏場の観光客も増加しており年間を通して多くの観光客が訪れます。 観光業のみならず、農業も盛んで、特に酪農や野菜栽培が主力です。 新鮮な牛乳や野菜は、地元のレストランやホテルで味わえます。 国際色豊かな文化も魅力的の一つであり、ニセコ町にはリゾートでのアクティビティや豊かな自然を求め、世界各国から人々が集まっています。英語が通じる場所も多く、異国を感じたり、国際的な雰囲気を味わったりできます。 ーーー ■移住に関する支援や支援機関 ーーー 移住に関する支援や主な支援機関は以下の通りです。 (1)ニセコ町移住相談窓口 ニセコ町に移住を考えたい、移住について相談したい際には、ニセコ町の交流施設「ニセコ中央倉庫群」内にある「ニセコ町移住相談窓口」を利用してみましょう。移住を検討している方に向けて、専用の相談窓口を設置しています。移住に関する手続きや生活に関する情報など何でも相談できます。 無料Wi-Fi完備のフリースペースのほかに、カフェやキッズスペースがあるため、子ども連れでも安心です。 移住経験のある相談員が、実際の体験談やアドバイスを提供してくれます。 相談する際には事前予約制となっていますので「ニセコ町移住ポータルサイト」をご覧ください。 (2)ニセコ町役場 ニセコ町役場でも、移住に関する相談を受け付けています。ニセコ町役場企画環境課自治創生係に問い合わせをしてみましょう。 また、地域おこし協力隊として移住することで、地域に貢献しながらニセコでの生活を体験できます。 (3)ニセコ町内の宿泊施設 ニセコ町内のホテル、ゲストハウス、マンションとタイプの違う施設で長期滞在を体験できます。 実際に住んでみることで、仕事や暮らし方、将来の展望などを考えられるのではないでしょうか。 ーーー ■ニセコ町の魅力を探る ーーー ニセコ町に移住すると体験できる魅力とはなんでしょうか。3つの視点から解説します。 ー【雄大な自然】 ニセコ町には、羊蹄山やニセコアンヌプリをはじめ、多くの山々や湖沼、河川が存在します。 これらの自然環境は、多様な動植物の生息地となっており、豊かな生態系を育んでいます。四季折々の美しい風景の中で、癒しや感動を得られるとともに様々なアウトドアアクティビティを楽しめるでしょう。 スキー場や冬のアクティビティのイメージがありますが、夏には緑豊かな山々、秋には紅葉、春には新緑と一年を通して訪れる人々を魅了します。 自然の中で季節の移ろいやアクティビティを楽しみながら、のんびり暮らしたい方にはもってこいの場所です。 ー【食の豊かさ】 ニセコ町は、雄大な自然だけでなく、その恵みを生かした豊かな食文化も魅力の一つです。肥沃な大地と清涼な水に恵まれ、様々な食材が育まれています。 農産物でいえば、ニセコエリアのじゃがいもや米は、全国的にも評価が高く抜群の美味しさが特長です。じゃがいもは豪雪うどんやニセコモンテバーなど、地元の特産品にも多く利用されています。米については、特に蘭越町の「らんこし米」は、日本一の美味しいお米を決める「米-1グランプリ」で2度のグランプリに輝いた実績があります。 メロン・トマト・アスパラも外せません。 春はアスパラから始まり、夏にはメロンやトマトが最盛期を迎えます。さらに、ニセコエリアでは酪農も盛んで、新鮮な牛乳を使った様々な製品がつくられています。 ニセコ周辺の山々には、鹿や熊などの野生動物が生息しており、ジビエ料理も人気で北海道ならではといえるでしょう。 国際的なリゾート地でもあるため、外食は洋食も充実しています。地元の食材を使ったパスタやピザなどが楽しめます。 ー【国際的な雰囲気】 ニセコ町は、世界屈指のパウダースノーを誇るスキーリゾートとして知られ、近年では外国人観光客が急増しています。2022年2月時点で281人の外国人が在住していますが、ニセコ町に住む総人口の約5.6%を占めており、日本の総人口に占める外国人の割合である2.2%と比べても高い水準であることがわかります。 その結果、町には国際色豊かな文化が根付いており、まるで海外にいるような感覚を味わえるでしょう。 日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語など様々な言語が飛び交っています。街の中心部には、多言語対応の案内板が設置されており、外国人観光客も安心して過ごせる環境が整っています。 参考: ニセコ町ホームページ|ニセコ町人口統計 https://www.town.niseko.lg.jp/chosei/tokei/population/ 総務省統計局|令和2年国税調査「⼈⼝等基本集計結果からみる我が国の外国⼈⼈⼝の状況」 https://www.stat.go.jp/info/today/pdf/180.pdf
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ニセコ町に移住する際に考慮すべきポイントは?
ニセコ町に移住する際に考慮すべきポイントを押さえ、移住に関する準備を進めてみましょう。 ーーー ■ニセコ町の仕事事情 ーーー 先述したように、スキーリゾートを中心として、観光業の盛んな地域のため、宿泊業やホテル、旅館、ペンションなどの宿泊施設で、フロント業務や客室清掃、レストランサービスなどが主な仕事先になるでしょう。 ほかにも、飲食店やスキー場でのリフトオペレーター、インストラクター、レンタルショップスタッフなど、冬季スポーツに関わる仕事があります。日本語だけでなく英語や中国語など、多言語に対応できるツアーガイドなどもあります。 そのほかに農業や建設業なども求人があります。 定職に就いて移住する以外は、季節に左右される仕事、体を使った仕事が多くを占めていることを理解しておきましょう。 また、都市部よりも収入は低くなるため、懸念がある方はリモートワークで現職を続けたり、現在の仕事を発展させたりするための準備が必要です。 ーーー ■ニセコ町の子育て、教育事情 ーーー ニセコ町には公立の幼稚園をはじめ小中学校があります。さらに、「北海道インターナショナルスクール ニセコ校」があり、国籍を問わず多くの子どもが通っています。授業は英語でおこなわれ、国際感覚を身につけられる学校があるのが特長です。 また、ニセコ町は「グローバル化に対応した英語教育の充実」という教育方針を掲げており、公立学校も定期的に北海道インターナショナルスクール ニセコ校と交流するなど、英語に触れる機会に恵まれています。 英語教育以外でも、ニセコ町の歴史や文化、自然について学習する「ニセコガイド検定」やICT端末を活用した授業があり、独自の特色教育に力を入れています。 幼いお子様がいる方も、幼稚園・保育所・子育て支援の3つの機能を一体化した地域の子育ての拠点施設を利用できるため、子育ての面では充実しています。 ーーー ■ニセコ町の医療機関情報 ーーー ニセコ町には、診療所や歯科などはありますが、大学病院などの大型の医療機関は札幌などに行かないと受診できません。 隣町の倶知安町には2017年に開院した「nicニセコインターナショナルクリニック」があり、内科・小児科・整形外科を含めた「総合診療」「家庭医療」「救急医療」に対応しています。スタッフの方は全員英語対応が可能と、ニセコ町らしい特長も持っています。 しかし、持病がある方や体調に心配がある方は、自分に必要な医療機関のある地域を検討したり、マイカーなど交通手段を確保したりすることが大切です。 ーーー ■移住する際の注意点 ーーー 移住に関する注意点は以下の2点です。しっかり押さえた上で、自身の生活に支障がないか検討を進めましょう。 (1)冬の厳しさ 先述したように、ニセコ町は日本屈指のスキーリゾートの街です。つまり、北海道の中でも降雪量の多い地域です。ニセコ町の年間降雪量は1,000cmを超えることもあり、札幌市の年間降雪量の平年値456cmと比較すると降雪量が多いことがわかります。 日常生活もさながら、雪下ろしやそれに伴う費用などもあり、冬期の生活は慣れるまで厳しいかもしれません。 (2)移動手段の確保 ニセコ町のみならず、田舎暮らしに付きものなのが移動手段の確保の難しさです。都心部のように、電車やバス、タクシーなどの本数が多くありません。 また、スーパーやコンビニ、飲食店、医療機関なども町に点在しており、徒歩や自転車では移動が困難なこともあります。特に冬場は歩くことも厳しい日もあるでしょう。さらに、自宅付近から目的地まで移動ができるデマンドバス「にこっと BUS」がありますが、夏や冬などの観光シーズンは混み合い乗車が難しい場合もあります。 マイカーの所持をおすすめしますが、維持費だけでなく冬タイヤやエンジンスターターなど寒冷地ならではの費用がかかることを理解しておかなければなりません。 ーーー ■まとめ ーーー 現在の生活に疲れを感じている方、都会から離れたい方、新たな暮らしに魅力を感じている方は、ぜひ、移住や田舎暮らしを視野に入れてみてはどうでしょうか。 中でも、今回ご紹介したニセコ町は四季折々の自然と人との共生を楽しみながら、国際色豊かな雰囲気の中で暮らせる魅力的な町です。 移住を検討されている方は、まず、WEBやマッチングサービスを活用したり、ニセコ町役場や移住窓口に相談したり、自分の生活にフィットした生活の基盤を築けるか検討したりしてみましょう。 移住先を探す際は移住マッチングサービス「ピタマチ」がおすすめです。自治体の移住者向けの支援制度なども集約されていて、必要な情報がきっと見つかるでしょう。 また「ピタマチ」内には、表示された画像を直感で選ぶだけでおすすめの移住先が表示される「理想の暮らし診断」があります。該当する地域からメッセージが届く機能もあり、必要な情報をしっかり獲得できる便利なサービスです。移住先探しに悩んでいる方は、ぜひ活用してみてください。 →「ピタマチ 理想の暮らし診断」はこちら https://pitamachi.com/diagnose/desc
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ピタマチ「理想の暮らし診断」
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