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まるもり仕事図鑑Vol.9 古民家宿まるもりオーナー 中村真悟さん

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投稿日:2025/5/19 更新日:2025/5/21
  • 丸森町の自然を思う存分満喫したいという方にお勧めしたいのが、古民家宿まるもり。中村さんは山間の集落にある空き家を自分で改修し、首都圏からも人が訪れる古民家宿へと作り上げてきました。
    
    丸森町に来た当初は、海外のゲストハウスを回ってきたという話をしていたので、印象に残っているのかもしれませんね。これまで仕事やプライベートでいろいろな場所へ行きました。最初の仕事は車の設計をするエンジニアだったんですが、合わずに1年半で辞めて、それからは地方で住み込みのアルバイトを経験してきました。石垣島へ行ったり、群馬ではレタスの収穫の手伝いをしたり、それから湯布院でも働きました。その合間にお金が溜まったら海外へ旅をしていた、という感じです。
    
    丸森町に来る直前は沖縄に1か月半くらいいて、自分で何か始めたいと思っていたタイミングだったんですが、その時に当時のTwitterで「まるまるまるもりプロジェクト(※丸森町の起業型協力隊のプロジェクト)」を知りました。東北は縁もゆかりもない土地でしたが、まるプロの仕組みに惹かれて、丸森町でゲストハウスを始めようと思いました。事前説明会ツアーで見せてもらった空き家が、現在の宿です。世界中から色んな人が来てくれたらいいなと思ったので、日本の原風景が残っている筆甫の、この場所を選びました。
    
    まずこの建物の所有者が現在の大家さんになっておらず、3代前の方で止まっていたということがあり、それを登記し直すまでに4~5か月かかりました。また宿を開業するのに必要な水道と浄化槽がなかったので、クラウドファンディングで資金を集め設備を整えました。コロナ禍だったこともあり最初は地域の人と仲良くなることやDIY手直しをしていくなどコツコツと準備を進め、1年後の2022年4月にオープンすることができました。体験・アクティビティとして、露天五右衛門風呂や薪割り、焚火やサウナなどのコンテンツも、徐々に充実させていきました。
    
    当初はゲストハウスという形で、いろいろな国や地域の人が混ざり合って、そこで交流が生まれるような場所が理想だったんです。でも1年くらいやってみて、これだけ田舎になると人が殺到しないというのもわかってきて、形態を変えることにしました。ちょうどコロナ禍で一棟貸しという需要があったので、そちらにシフトし、名前も「まるもりホステル」から「古民家宿まるもり」に変更しました。現在では、ご家族や同級生・会社の同僚など、グループの方に利用して頂くようになりましたね。

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