リモートワークがしやすい職種9選|求人の探し方や必要なスキル
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最近、働き方改革や感染症対策を受け、新しい働き方が促進されています。特にここ数年で普及したリモートワークは、オフィスに出社せず、遠隔地から業務が行える新しい働き方として注目されています。 リモートワークは行いやすい職種というものがあります。今回は、その職種を9つご紹介します。さらに、リモートワークで働ける求人の探し方や必要なスキルも合わせてご紹介します。 ■リモートワークとは?テレワークとの違い 最近、よく耳にする「リモートワーク」や「テレワーク」という言葉。どちらも、オフィスに出勤せずに働くという意味で使われていますが、どのような違いがあるのでしょうか。 ◯リモートワークとは リモートワークとは、「Remote(遠隔)」と「Work(仕事)」を組み合わせた造語です。明確な定義はありませんが、オフィスに出社することなく、会社以外の遠隔地で業務を行うことを指します。 ◯テレワークとの違い 一方、テレワークは「Tele(遠隔)」と「Work(仕事)」を組み合わせた造語です。厚生労働省のガイドラインでは、「情報通信技術を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」と定義されています。 テレワークは、大きく次の3つの就業スタイルに分けられます。 ・在宅勤務:自宅を就業場所とする働き方 ・サテライトオフィス勤務:会社が用意しているオフィススペースにおける勤務 ・モバイルワーク:自宅以外のカフェなどを利用した働き方など リモートワークにも、在宅勤務やサテライトオフィス勤務、モバイルワークいずれも含んでいるため、一般的にテレワークは、リモートワークとほぼ同じ意味合いで使用されます。国や自治体ではテレワークという単語が使用されることが多いです。 ■リモートワークが可能な職種とは? リモートワークは、企業で導入が進んでいますが、どのような業種・職種で多く実施されているのでしょうか。確認していきましょう。 ◯リモートワークを導入している企業は増加傾向 新型コロナウィルスの影響もあり、リモートワークを導入する企業は増加傾向にあります。 雇用者規模100 人以上の企業を対象とした総務省の「令和3年通信利用動向調査」の結果では、テレワーク導入企業は51.9%と半数を超えており、導入企業のうち在宅勤務が91.5%と大多数を占めています。また、今後テレワーク導入予定がある企業を含めた割合は60%近くとなっています。 総務省の「令和3年通信利用動向調査」 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/220527_1.pdf ◯リモートワークの導入割合が高い業界 同調査結果の、産業別テレワークの導入状況によれば、「情報通信業」97.7%、「金融保険業」82.4%、「不動産業」75.1%の順で、リモートワーク導入率が高い結果となりました。 インターネット環境・セキュリティ環境の条件が整っており、リモートワークがしやすいという傾向があることから「情報通信業」が最も多い結果となっています。また対面での営業・販売が主な業務である「金融保険業」「不動産業」では、オンラインでの打ち合わせやチャットツール、申込から決済まで一気通貫で対応可能なツールを導入することで、リモートワークの導入を叶えている傾向にあるようです。 ■リモートワークが可能な職種 リモートワークの導入割合が高い業界であっても、職種によってはリモートワークでの勤務がむずかしい場合があります。もしリモートワークで働きたいという場合には、業界で探すだけでなく、職種から探すことで選択肢が広がる可能性があるので確認してみましょう。 ここでは、リモートワークが可能な傾向のある9つの職種と各職種の年収の目安をご紹介します。合わせて年収も見ていきましょう。※年収は「求人ボックス 給料ナビ」を参考にしています。 ・SE(システムエンジニア) システム開発の現場でクライアントへのヒアリング内容をもとに、システムの設計やプログラミングを行い、要求に見合った最適な仕様の開発を行います。上流工程では要求仕様のヒアリングなど、クライアントとのやりとりが頻繁に発生するため、出社や外出する必要性が高く、リモートワークができない可能性が高いといえます。一方で、下流工程では、仕様に沿ってプログラミングやテストをする業務が多く、出社の必要性も低いため、リモートワークしやすいといえるでしょう。平均年収は約509万円です。 ・Webデザイナー 企業などのクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを制作します。クライアントが求めるイメージに合うデザインと、必要な機能を果たせる構成を提案し、グラフィックデザインを制作したり、Web構築に必要な言語を用いてコーディングを行ったりします。クライアントの要件を聞くために、打ち合わせが必要ですが、最近ではZOOMなどのオンライン会議ツールが普及し、インターネット環境があれば会議も対面せずにできるようになりました。また、チャットでのやりとりも一般的になりました。作業もパソコン一つでできるため、リモートワークがしやすい職種です。平均年収は約450万円です。 ・Webマーケター Webマーケターとは、Webを中心に行われるマーケティングを専門に行う業種です。WebサイトやWebサービスを用いて、物が売れる流れを作る活動全般を行います。Webマーケターの仕事というのは、一般的にはパソコン一台あれば完結します。顧客やチームメンバーなどとコミュニケーションをとる場合も、Slackなどのコミュニケーションツールを使うことになるため、完全にリモートで仕事ができます。平均年収は約514万円です。 ・ライター ライターとは、雑誌やWebなどに掲載する記事を書く仕事です。取材やインタビュー、編集業務を行うこともあります。ライティングそのものは、パソコンとインターネット環境または電話があれば、どこでも作業ができます。また、取材は外出して行うこともありますが、定期的に同じ場所に出むくことは少ないため、リモートワークは行いやすいでしょう。平均年収は約434万円です。 ・コンサルタント コンサルタントの仕事内容は、課題を持つ企業の担当者や組織からの依頼を受け、アドバイスや併走などを通じて、解決に向けた支援活動を行うことです。特定の職場に常勤するというケースは少ないですが、アドバイスのために対面で顧客担当者と打ち合わせをすることもあるでしょう。一方で、分析や資料づくり、リサーチなどの業務の際には、パソコン上で作業ができるため、一部リモートワークが可能となるでしょう。平均年収は約480万円です。
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・カスタマーサポート カスタマーサポートとは、顧客からの問い合わせに対応する業務、およびそれを行う組織の総称です。お客さま相談窓口とも呼ばれており、顧客の不満や課題を電話やメールで拾い上げ、迅速かつ正確に解決するという重要な役割を担います。コールセンター勤務のイメージが強いですが、最近では、フルリモートで業務を行うこともできるため、リモートワークは不可能ではありません。一定の研修を受け、スキルと経験があれば、在宅で行うこともできるでしょう。平均年収は約458万円です。 ・人事(労務)・経理・総務などの事務職 人事(労務)・経理・総務などの事務職はバックオフィスと呼ばれます。人事労務は、勤怠や給与管理、経理は会社のお金の管理、総務は企業運営に関わる業務全般を行う仕事です。一般的な事務作業であれば、パソコン上でも業務が行えるので、機密データなどを取り扱う業務でなければ、リモートワークは容易に行えます。また、社内ネットワークにアクセスする必要がある場合でも、セキュリティ面において問題がなければ、完全リモートワークも可能でしょう。平均年収は約321万円です。 ・営業 営業職とは、自社のサービスや商品を得る商売です。顧客の課題を聞き出し、その課題を解決するために必要なサービスや商品を勧めることで、顧客課題を解決します。企業にとって営業職は売上に直結する職種であるため、非常に重要です。具体的な仕事の仕方としては、訪問営業が一般的でしたが、ニューノーマルな働き方に転じてからは、Web会議システムでの面談や交渉、電話のみで営業活動を行う「インサイドセールス」などもあるため、リモートワークは可能といえます。平均年収は約379万円です。 ・カウンセラー カウンセラーは、心理カウンセラーや産業カウンセラーなどさまざまな種類があり、顧客の悩みを聞いて、悩み解決のためのサポートや、その悩みを解消するためのアドバイスを行います。顧客は、学校、企業、医療機関、児童相談所、家庭裁判所など多様であり、直接訪問して話を聞くのが一般的です。ニューノーマルな働き方に転じてからは、メールや電話、Web会議システムでの面談などによる対応が行われています。訪問の必要がない日は、リモートワークで実施できるでしょう。平均年収は約384万円です。 ◯未経験でもリモートワーク可能な職種に転職できる? ところで、未経験の職種でも、今回ご紹介したような、リモートワーク可能な職種に転職できるのでしょうか。 未経験での転職は一言で言って難しいといえます。未経験の場合、まずは仕事の目的、業務内容、使用ツールなどの理解を深めることや、人間関係の構築が必要になるでしょう。そのため、求人募集広告でも、リモートワークの適用を「経験者のみ」としている場合が多いのです。ただ、自分のスキルを活かせる職種への転職であれば、リモートワークにシフトしやすい可能性があります。 ■リモートワーク可能な求人を探す方法 ここでは、リモートワークで働きたいという方に向けて、リモートワーク可能な求人を探す方法をご紹介します。 ◯転職サイトで探す 近年リモートワークが普及してきたことにより、転職サイトでもリモートワーク可能な求人の掲載が増加しています。最近では、求人情報の検索の際、「在宅勤務OK」「フルリモート」「リモートワーク可」といった条件検索やキーワード検索が可能であることが多いです。 例えば「リクナビNEXT」「Indeed」「Green」といった転職サイトがあります。リモートワークのみの求人情報を取り扱う「Reworker」や「リワークス」もあるので、確認してみるとよいでしょう。 ◯転職エージェントで探す 転職エージェントで探すのも一つの方法です。転職サイトと異なり、転職支援のプロがマンツーマンでキャリアカウンセリングを行ってくれるので、自分の強みや特性に合った求人がみつかりやすいでしょう。「リモートワーク可能な求人を探したい」といった条件を含め、個人の要望に合った求人を紹介してもらいやすいのが特徴です。 例えば「リクルートエージェント」「doda」「ビズリーチ」といったサービスがあります。 ◯直接企業に問い合わせる 中には、求人サイトに求人情報を掲載していない企業もあります。気になる企業がある場合は、直接採用窓口に中途採用を募集しているかどうか、問い合わせてみるとよいでしょう。もし募集を行っている場合、問い合わせている当初から、選考は始まっていますので、気を抜かずに問い合わせをしましょう。 ■リモートワークに必要なスキル リモートワークで働く際には、職種によらず、リモートワークをするにあたって共通で必要なスキルがあるかどうかについても確認しておきましょう。 ◯ICTツールの活用能力 ICTツールは、リモートワークに欠かせません。リモートワークが普及し、メールや電話だけでなく、チャットツールや業務管理のためのツール、Web会議ツールなどの遠隔でのコミュニケーションに適したICTツールが増加しました。円滑なコミュニケーションを図るためには、使用するICTツールの仕様の理解が必要になります。 各ツールに不具合が発生した場合には、個人で対応が必要になる場合も多いです。例えば、Web会議中に、Web会議ツールに不具合が生じて接続ができなくなってしまった場合、自身で原因を調査し、早急に接続できるように対処しなければなりません。ただ使えるだけでなく、簡易的なものだけでもトラブル対応策については、最低限、身につけておきましょう。 ◯コミュニケーション能力 コミュニケーション能力は、従来のオフィスワークよりも求められます。なぜならリモートワークでは、対面でのコミュニケーションがないため、業務進行の上での認識合わせの機会が減少し、認識齟齬が発生しやすいためです。メールやチャットツール、電話などを用いて積極的にコミュニケーションをとる必要があります。 ◯自己管理能力 自己管理能力は、リモートワークで成果を出し続けるためには欠かせません。業務進行管理の裁量が個人に任されている分、個人の業務への取り組み方によって、生産性が下がってしまうことがあります。あらかじめ業務進行における自己管理のルールを整理しておく必要があるでしょう。 ■リモートワークの働き方を考慮に入れて理想の移住先を検討しよう これからの時代、リモートワークの働き方はさらに定着していくことでしょう。理想の職種に巡り合い、ICTツールなどの必要なスキルを持ち、リモートワークで働けるようになりたいですね。 リモートワークでは「どこで働くか」も大切です。その働く場所の選択肢の一つとして多くの人が選んでいるのが、好みの地域への「移住」です。 ピタマチでは、「理想の暮らし診断」で、手軽に自分に合った移住先を探すことができます。リモートワークの働き方も考慮に入れて、ぜひ理想の移住先を検討してみましょう。 ▼理想の暮らし診断 https://pitamachi.com/diagnose/desc
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