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【移住体験談】ピタマチをきっかけに子ども2人を連れて移住!

投稿日:2022/11/17 更新日:2022/11/18
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    移住を考え始めてから2か月で子ども2人を連れて移住したKさん。短期間でどのような移住活動をしたのでしょうか。
    移住を考え始めたきっかけや、移住活動で苦労したこと、移住後の生活についてお聞きしました。
    
    ■移住プロフィール
    ◯Kさん
    移住時期:2022年8月上旬
    移住検討期間:2か月
    
    年代:30代女性
    家族構成:ご本人・子ども2人(2歳、4歳)
    移住タイプ:Jターン
    出身地:栃木県真岡市/以前の住まい:東京都練馬区/現在の住まい:栃木県下野市
    職業:会社員
    
    ■よりよい子育て環境を求め、移住を決意
    
    移住前は、東京で会社員として働いていました。もともと、生活費がかかる東京を脱して、地方で、家賃が安くて、子どもが大きくなっても生活できるような広い家に住みたいと思っていました。
    
    そんな折に、ピタマチで理想の暮らし診断をしてみたところ、下野市がおすすめ地域として表示されました。下野市は、実家のある真岡市の隣に位置する市なんです。下野市に移住する場合、自分が160万円の移住補助金と1年間のテレワークのための住宅補助費(家賃の半額)の支給対象者になることを知り、夫との別居が決まったことも後押しとなって、移住を決意しました。
    
    真岡市を移住先として考えたこともありましたが、物件を借りるとなると駅から遠くなってしまい、毎朝の子どもの送迎の負担が大きくなることを考えると選択肢に入りませんでした。
    一方で、下野市は、小学校や中学校が近く、子どもが通学しやすいんです。自分の子どもを産んだ病院があったので、馴染みもありました。また、当駅始発が出ているため、都内へ通うこともできます。勤めている会社で在宅勤務が普及し、出勤頻度も週1~2程度でそこまで多くないので「下野市なら移住できるじゃん!」と思いました。
    
    ■移住活動では保育園探しに奮闘
    
    移住に向けた活動で一番大変だったのは、子ども2人を預けられる保育園探しです。
    
    ピタマチでは、メッセージ機能を使って下野市の移住担当者の方にどんな移住支援情報があるのか?ひとり親世帯に向けた支援情報があるか?子ども2人が同時に入園できる保育園があるのか?どういった手続きがあるのか?といった質問をしました。保育課の担当者の方を紹介してもらって、預かり時間とか持ち物とかどんどん電話して聞いていきました。東京に住んでいる時も、頻繁に役所へ子どもの保育園の入園に関する問い合わせをしていたため、あまりハードルは感じませんでした。
    
    保育園は、引っ越し先の物件から駅までの通勤経路にある園をリストアップした上で、延長保育や軽食・夕食が提供されるかどうか、といった条件で絞りこんでいきました。忙しく働いていると、すぐに子どもを迎えに行けないことも多くて…。東京にいた頃は、延長保育があり夕食を出してくれる保育園に預けていたので、できるだけ同じ条件で預けられる保育園を探しました。ただ、延長保育はあるものの、食事が提供されない保育園が多く、都内との文化の違いを感じましたね。
    
    最終的には2つまで候補を絞り、直接園へ電話して、子どもの持ち物リストは何か、お弁当の日があるか、親が参加する行事がどれだけあるか、といったことを入念にヒアリングしたり、地元に住む幼稚園教諭の友人や幼なじみに口コミを聞いたりしました。ぷらっと見学に行ける距離ではないので、見学の前にできるだけの情報収集をして、夏季休暇に見学をしてから決めました。
    
    ■移住前の情報収集の盲点 物価や支援制度で感じたギャップ
    
    移住後に実感したことですが、物価が思っていたよりも高いこと、子育て支援が他の地域と比較してそこまで手厚くないことは、盲点でした。
    
    栃木県の中でもお医者さんが住んでいる人数が多いことが関係しているのか分かりませんが、物価が高いな、と感じました。また、移住前の情報収集ではPRポイントとして「子育て支援が手厚い」という情報があったのですが、そこまで手厚くないように感じます。例えば、出身地である真岡市は、妊娠出産で第2子まで1人あたり祝い金3万円、第3子は5万円が支給されたり、紙おむつやチャイルドシートの購入助成券が支給される支援施策があります。市内に北欧の遊具を使った子どもの遊びスペースのある施設もあるらしいです。
    
    一方で下野市では、医療費助成の施策はあるものの、真岡市のような妊娠出産祝い金や消耗品購入助成金などの施策はありません。おむつ代とかって、結構費用がかさむんですよね。もし、もう1人子供を産むことがあれば、真岡市に住みたいと思ってしまうくらいの違いがあります。
    
    子育て支援の具体的な取り組み内容や、市内ではどこに子どもが遊べるスペースがあるのかといった情報を、あらかじめ詳細に収集できると移住前後のギャップが少なくなるかもしれないですね。

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    ■車のある生活で子育てに余裕が生まれた
    
    移住後は、東京に住んでいた時と比べて、子どもの送迎や日常生活での移動が格段に楽になりました。栃木県では、18歳以上は1人1台車を持っている程、車での移動が基本になっている地域なので、私も移住を機に車を購入しました。ディーラーで子どもが思い切りドアを開いてお隣の車を傷つけてしまう可能性も踏まえて、新車のスライドドアの軽自動車を買いました。
    
    東京では自転車に乗って、雨の日はワークマンの服装でゼーゼー言いながら子どもの送迎をし、どこに行くにも子どもが漏らしたり何かこぼしたりした時用のセットを持ち運ばないといけず、日々の買い物もネットスーパー頼りでした。でも、今はそういった荷物も車に入れておけばいいので、子どもの送迎、買い物や遊びに行く際の負担が大きく減りました。食料品はスーパーやJAの直売所に行って、自分で手に取って選べるようになりました。
    
    ■食生活や週末の子どもの遊び場も充実
    
    下野市は、「道の駅しもつけ」をはじめとして、安くて美味しい野菜や特産品を取り扱うお店が多いです。特にかんぴょうは、下野市が日本一の生産量を誇っていることもあり、手に入れやすい食材です。私も子どもの頃から様々なかんぴょう料理に慣れ親しんでいたので、嬉しいですね。かんぴょうと溶き卵のお味噌汁が大好きです。
    
    また、市内には公園が多いです。大きいものから、小さいものまで様々な公園があり、毎週末子どもたちも飽きずに過ごせています。「道の駅しもつけ」は公園も併設されているので、1日過ごすことが出来ます。また、下野市のマスコットキャラクター「カンピくん」がいる大松山運動公園は子どもたちのお気に入りです。どの公園に行っても東京のように混んでおらず、のんびりと過ごすことができるようになりました。
    
    ■移住は勢い!就労環境さえ整えられれば大丈夫
    
    時間をかけて移住活動をする人もいるかと思いますが、移住をするなら勢いが必要だと思います。移住したい地域がなんとなくあるけど、エネルギーを使うと言ってしり込みしている上司がいて、「そんなんじゃだめですよ、勢いですよ!」と伝えました(笑)。
    
    
    小さな子どもを連れて移住することの大変さを織り交ぜつつも、Kさんは晴れ晴れとした表情で語ってくれました。移住は、人生の大きな選択です。移住までに考えなければいけないことや準備しなければいけないことが多く、途中で挫折してしまう人も多いことでしょう。移住をするには、自分にとって重要なポイントをしっかり抑えながらも、ある程度の勢いを持つことが必要そうです。
    
    これから移住を検討しようとしている方は、まずは「理想の暮らし診断」で自分が移住先探しで重視していることを明確にしてみてはいかがでしょうか?
    
    ▼理想の暮らし診断はこちら
    https://pitamachi.com/diagnose/desc
    
    ▼参考
    ・【ピタマチ】栃木県下野市ページ
    https://pitamachi.com/municipality/detail/145
    
    ・栃木県下野市-移住して月額5万円の家賃補助 テレワーク移住促進補助金
    https://www.city.shimotsuke.lg.jp/2055/info-0000007275-3.html
    
    ・道の駅しもつけ
    http://www.kanpi-shimotsuke.co.jp/
    
    インタビュー・執筆:CHIHARU ICHINOSE

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