人を育て、人を繋ぎ、まちの未来を創造する「いわて町ラボ」

SDGs未来都市共創プロジェクトの柱の１つである「リビングラボ」。
地域課題に対して市民・企業・専門職が異なる視点からの意見を持ち寄り、多面的に深く理解することで、生活現場に根付いた解決策が生まれます。その生まれた解決策をアイデアや提案で終わらせず、実際にプロジェクトを立ち上げて実際に実証実験を行うことが、ワークショップやセミナーにはないリビングラボの特徴です。

※SDGs未来都市共創プロジェクト…内閣府より2020年にSDGｓ未来都市に選定された岩手町が、町内外の方々との対話を通して、まちの新たな価値を生み出すための試み。

そんなリビングラボを岩手町では「いわて町ラボ」と呼んでいます。
いわて町ラボの目的は下記の2つです。

・SDGs人材（地域共創人材）の育成
　SDGs人材を「まちの将来を思いながら、自分の生活の一部として、町の人、町の外から来た人に声をかけながら一緒によりよい未来を創ることができる人」と想定しています。

・まちづくりのための人的ネットワークの核を形成すること
　SDGs人材が活躍すればするほど、自然と人のつながりができていきます。
　リビングラボを一過性で終わらせずに持続可能なものにしていくため、まちづくり＝ひとづくりという考え方から、このネットワークづくりに重きを置いています。

◆取組内容をさらに詳しく知りたい方は下記WEBページをチェック。
　・岩手町SDGs未来都市共創プロジェクト｜リビングラボ
　　https://iwatetown-sdgs.jp/rabo/general-1/

現在岩手町では、「農業」「森林・ものづくり」「健康・スポーツ」の3つのテーマを中心として様々なプロジェクトに取り組んでいます。
ここでは、実際に取り組まれているプロジェクトから2つ事例を紹介いたします。

●農業の担い手確保プロジェクト（テーマ：農業）
　このプロジェクトは農を中心とした関係人口の拡大と、農業の担い手の確保・育成を目的に取り組んでいます。これまでに、農業を仕事にしたい関東在住の人向けに岩手町を知ってもらうためのオンライン説明会や実際に岩手町を訪れてもらう現地ツアー等を実施。移住を視野に入れて新規就農を考える人や農業や食に関心の高い人が岩手町を訪れて、農業設備の見学などを行っています。今後は、農業体験や気軽に農業を楽しめる企画を実施する予定です。

●美しい100年の森プロジェクト（テーマ：森林・ものづくり）
　岩手町の面積の7割以上を占める森林。その森林に親しみ、木材などの森林資源を有効に活用しながら環境を守るのがこのプロジェクトの狙いです。子の世代、孫の世代まで岩手町の豊かな自然や美しい森林を残すために、干ばつや木材に関わる知識、森林環境について実際に森の中で学び、森を守る担い手を育成しながら森林の持つ魅力や機能を身近に感じられるプロジェクトです。チェーンソー講習や森の中で学ぶことができる様々な実践活動を行っています。

岩手町では、今後も岩手町の未来をより良いものにしていくために、いわて町ラボを通して生まれた様々なプロジェクトに取り組んでいきます。


【2023.03.03更新】
岩手町が取り組んでいるプロジェクトの1つとして、今まで出ていた課題や発掘されていない課題を解決する「いわてまちAチーム」が、令和5年4月より始動します。

いわてまちAチームの始動に伴い、現在岩手町ではコミュニティマネージャーとして岩手町の未来をともに作っていただける「地域おこし協力隊」を募集します。
募集の申込受付期間は2023年3月3日～2023年3月24日です。
募集の詳細については下記よりご確認ください。ご応募お待ちしております！
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/56202