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ボニンブルーの紺碧の海と手つかずの大自然|小笠原村

投稿日:2023/10/20 更新日:2024/1/9
  • 都心から南に約1,000km、多くの島々が浮かぶ小笠原諸島。

    東京から南に約1,000kmに位置する多くの島々から成る小笠原諸島は、主な島は聟島父島、母島、硫黄列島、西之島、南鳥島、沖ノ鳥島で、日本の排他的経済水域の約3割を確保しています。
    現時点で人が住んでいるのは、父島と母島のみで、亜熱帯の気候と独自の生態系を持ち、固有の生物や植物が多数生息しています。
    2011年には世界自然遺産に登録されました。
    有人島は父島と母島のみで、父島の方が人口が多く、母島の人口より約5倍となっています。
    
    
    
    ■地域情報 (2023年10月時点)
    
    【人口】2,599 人
    【世帯数】1,527世帯
    
    
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    ▶アクセス
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    【父島】
    ・東京竹芝桟橋から大型旅客船「おがさわら丸」で24時間
    
    【母島】
    ・父島から連絡船で2時間
    
    
    
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    ▶気候
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    年間を通して暖かく夏と冬の気温差が少ない小笠原。 
    気温の変化が比較的少ない海洋性のしのぎやすい気候ですが、台風の常襲地帯でもあります。
    温暖多湿な海洋性気候にも属するため、夏は本土並み、冬は本土よりも暖かいです。
    日差しは年中通して強いため、日焼け止めや水分補給は必須です。
    
    
    
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    ▶歴史・文化
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    小笠原諸島は1593年に小笠原貞頼により発見され、1830年に欧米人とハワイ原住民など20数名が定住しました。
    
    1876年には日本領土として認められ、大正から昭和初期には果樹栽培や漁業が盛んで人口も7,000人を数えました。
    しかし、太平洋戦争により島民は強制疎開させられ、戦後は米軍の占領下に置かれました。
    昭和43年に日本に復帰し、小笠原諸島復興特別措置法が制定されて以降、公共事業を中心に村の整備が進められました。
    硫黄島は火山活動が厳しく、旧島民の帰島は実現せず、自衛隊及びその関係者だけが在島しています。
    
    小笠原で話されていることばの中には、英語、ハワイや南洋諸島の言語や方言、八丈島や本土の言葉などが入り混まじった独特の言葉があります。	
    
    
    
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    ▶観光・アクティビティ
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    2011年には世界自然遺産に登録された小笠原諸島は誕生以来、一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島であるため、多くの固有種・希少種が生息・生育し、特異な島しょ生態系を形成しています。
    世界遺産の区域となっているのは、聟島列島、父島列島、母島列島、火山(硫黄)列島のうち北硫黄島、南硫黄島、西之島です。父島、母島では、集落を除いた区域と一部周辺の海域が世界遺産の区域となっています。
    
    ボニンブルーと呼ばれる紺碧の海では野生のイルカやクジラに、原始の森では小笠原諸島にのみ生息し、独自の進化を遂げた動植物に出会えます。
    小笠原の海では、ホエールウォッチング、ドルフィンスイム&ウォッチング、シュノーケリング、ダイビング、シーカヤック、釣りなど、様々なマリンアクティビティが楽しめます。
    
    ▶南崎
    https://www.visitogasawara.com/archive/archive-3081/
    湾内にはテーブル珊瑚が発達し、様々な熱帯魚が見れる美しいサンゴ礁の遠浅の海
    
    
    ▶境浦海岸
    https://www.visitogasawara.com/archive/archive-3451/
    沖合には第二次世界大戦時に魚雷の攻撃を受けて座礁した濱江丸(ひんこうまる)が今も残っています。
    陸からは船の頭が確認でき、シュノーケリングをすると漁礁となった船本体を見ることができます。
    
    
    ▶三日月山展望台
    https://www.visitogasawara.com/archive/archive-5449/
    二見港の西部にある三日月山の中腹にあるこの展望台からは父島の中心地である大村集落や前浜ビーチ、二見港などが見下ろせます。
    
    
    
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    ▶特産品
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    東京都でありながら亜熱帯に属する気候の元、神秘の森に囲まれて、色とりどりのトロピカルフルーツが大切に育まれています。
    
    ・パッションフルーツ:5~6 月が最盛期で甘さと酸味のバランスが絶妙な逸品。
    ・島レモン:皮が青くてもジューシーで程よい甘さ。
    ・島トマト:冬場の期間限定品、甘さが濃厚。
    ・ラム酒:小笠原に初めて定住した欧米人が取引を行っていた歴史を背景に作られるようになったアルコール度数40度の地酒
    ・パッションリキュール:このラム酒に小笠原の特産品パッションフルーツの果汁を加えたアルコール度数12度の地酒

  • 移住に関する情報

    観光産業を柱とする観光立島を目指し、「エコツーリズムの島」として、陸域・海域での自主ルールの制定と遵守など、自然環境の保全と持続的利用への取組みを積み重ね、平成28(2016)年には「小笠原村エコツーリズム推進全体構想」を取りまとめるなど、エコツーリズムの推進に力を入れています。
    
    
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    ▶子育て環境
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    ・保育園:2園(父島/母島)
    ・小学校:2校(父島/母島)
    ・中学校:2校(父島/母島)
    ・高校:1校(父島)
    
    
    
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    ▶医療・介護環境
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    ・一般診療所:2施設(父島/母島)
    ・介護福祉施設:1施設(父島)
    
    
    
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    ▶暮らしの情報
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    小笠原村では村民一人ひとりが超遠隔離島に暮らす上での制約を理解したうえで、自立する力とお互い支え合う力を身に付け、強いコミュニティを形成するとともに、さまざまな環境の変化にきめ細かく対応しながら、暮らしつづけるために必要な環境整備や産業の活性化などを進め、『心豊かに暮らし続けられる島』となることを目指しています。
    
    
    小笠原村内には、父島や母島に個人商店や土産物屋、飲食店などが数軒あります。
    決して便利な環境とは言えませんが、食料品や日用品などは一通り購入できます。
    
    
    
    ▶小児医療費助成
    通院・入院ともに義務教育就学前(6歳に達した以降の最初の3月31日まで)の乳幼児は、全額補助の対象としています。
    
    
    ▶出産を予定されている方への支援
    妊娠した世帯を対象に、母親学級や両親学級を開催し、妊娠・出産に関するレクチャーや、赤ちゃんのお世話方法などについて学ぶ事ができます。
    小笠原村では村内で出産できる施設がないため、「妊婦中期訪問」で保健師が各家庭を訪問し、上京前に不安や心配事などについての相談をする事ができます。
    「乳幼児家庭全戸訪問」では、帰島後に保健師が家庭を訪問し、赤ちゃんの身体測定をしたり、子育てに関する情報の提供などをしています。

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