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【移住ストーリー】二拠点移住でFMはたらんど開局に尽力

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投稿日:2024/1/18 更新日:2024/1/18
  • きっかけはサーフィン

    久野 秀明さん(58)
    出身地/大阪府
    ​移住時期/2023年4月​
    
    <​四万十市に移住されたきっかけは?>
    
    30年くらい前に幡多にサーフィンで来たことをきっかけに、そこからよく四万十市を訪れるようになりました。
    
    中村の町は、私が子どもの頃に住んでいた堺市の田舎町の雰囲気によく似ていて、ここを終の棲家にしたいと考えるようになったのが40代の頃です。「ここで死ぬんや」って。
    
    6年前に大阪で開催された移住フェアで「NPO法人四万十市への移住を支援する会」のスタッフさんとお話して、四万十市でどんな暮らしができるかお聞きしました。
    
    安易にイメージだけで来ない方がいい。仕事のこともしっかりと準備してから来た方がいい、とアドバイスもらったことを覚えています。コミュニティラジオをやりたいんです、と話したら「いいですね」と後押しも。
    
    開局準備の当初から現在も、町のいろんな人とつなげていただいたり、スタッフの採用の時も良い人を紹介していただいたり、とても助けていただいています。
    
    もともと60歳で移住する予定でしたが、コロナ禍が明けてみんなが一気に動き出した流れに乗って、今年の春に移住に踏み切りました。とは言っても、今は月の三分の一が四万十市で、残りは大阪で暮らす二拠点移住です。
    
    大阪での仕事をすべて人に任せられる状況が作れたら、本格的に四万十暮らしをするつもりです。

  • 町が元気になるコミュニティラジオ

    <「FMはたらんど」について教えてください>
    
    町の情報を、町の人の手によって町の人たちへと伝えるコミュニティラジオです。この秋に開局を目指して準備中です。
    
    大阪で通信工事事業の会社をやっていますが、もう一度、一から何かに挑戦してみたい、と考えた時に思いついたのがラジオでした。
    
    もともと私自身がラジオを好きでよく聞いていることはもちろんですが、移住するからには「町のためになることをやりたい。町のことをもっと知って好きになりたい、人とつながりたい」という思いがあり、そのツールとしてラジオの仕事はうってつけです。
    
    先日、四万十市でも「よさこい祭り」イベントがありましたが、知らなかった、という人がいました。知っていたら行ったのに、という声を聞くと、町の情報発信は大事だと痛感します。
    
    FMはたらんどのコンセプトは「幡多を元気に まちを元気に」。元気な状態というのは、人が動いて街の中でいろんなものが循環していることだと思っています。
    
    町の人がラジオに出演することで、「ラジオ聞いたよ」とコミュニケーションが生まれたり、お店の情報を何度も耳にすることで、覗いてみようか、という気持ちが沸き起こったりします。
    
    今以上に人が動けば、お金も流れて町全体が循環して元気になっていく――ラジオでそのきっかけを作っていきたいですね。
    
    
    <これから移住したい人へアドバイスをお願いします​>
    
    イメージだけで来ることは避けたほうがいいですね。
    
    数年かけて町を探索して町のことを知って、自分と合っているのかどうか、自分の今の暮らしと移住してからの暮らしを比べてさまざまな面で移住後がプラスになるのなら、移住するといいと思います。
    
    
    ▼FMはたらんどHP
    https://fmhataland.jp/
    
    ▼FMはたらんどInstagram
    https://www.instagram.com/fmhataland/
    
    ※このインタビューは2023年9月現在の内容です。

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